電線と電線を接続するヘルピングハンドの利用経験
デジタル屏風では音楽に光が連動する音光共演コンピュータの開発を行っています。新製品を開発するためアンプキットを使って試作を行っています。アンプキットを組み立てるときに重要になるのが、線と線の結線です。基板と接続したり、ジャックなどと接続する際に場面に応じてより線や単線を使い分けていますが、これらの線を正確に接続し絶縁することが重要となってきます。線と線のハンダ付けにおいてヘルピングハンドの利用がとても便利です。電子工作の色々な知識を記述している「Make:Electronics」(Charles Platt著)でも電子工作に必要な機材として紹介されています。
ヘルピングハンドは2つのワニグチクリップで2本の電線を固定し、ハンダ付けするものです。もろもろの位置や角度を自在に変更できるとても便利な機材です。秋月電子で1台2000円で購入しました。
上部には大きなレンズがついており目視では認識しずらいものまで扱えるようになっています。
実際に2つの線をハンダ付けして見ると簡単にできました。より線とより線をハンダ付けするときは、より線を予め絡めるように位置づけておくと、ハンダをすっと吸い込み簡単に2本の線をつなげることができるのです。
より線と単線の場合は少しむずかしくなりますが、より線を単線に心持ち巻きつけるようにしておいてハンダ付けするときれいにつなげることができました。上記「Make:Electronics」では接続前に電線を加熱するとハンダが容易にのることが注意として与えられています。ハンダ付けしたあとは、熱収縮チューブで絶縁します。簡単に正確な電線の接続ができました。またプリント基板のハンダ付けの際に基板を固定するのにも使用することができます。