ステレオアンプキットの利用経験
デジタル屏風では、音楽に光が連動する光音競演コンピュータを開発しています。コンピュータを使って困り事を解決するため、色々と調査しています。
今回は、ステレオアンプキット(出力12.5Wx2、秋月電子で約700円)を使ってみました。PanasonicのAN7173KというICを使っているものです。電源電圧8~18V。コンデンサや抵抗など部品を自分で基板にハンダ付けするものです。
基板はすでにプリントされており、間違えることなく部品を取り付けることができます。
このようなステレオアンプキットを使うメリットは、自分で好きな仕様のものを作り上げることです。スピーカーごとのボリューム調整つまみ、スピーカーが鳴るとその音圧に応じて明るさを変えるLED、積層電池(9V)による起動の仕組み、等です。
実際にラジカセのイヤホンジャックから音を取り込み動作させてみると、ステレオオーディオアンプがかなり高温になりました。ヒートシンクを付けることを推奨するとありますが、これがないと長時間の運転は無理そうです。また音量調整も10KΩの可変抵抗を使いましたが、十分な音量調整ができないため、今後100KΩの可変抵抗で試す予定です。
本ステレオアンプキットは負荷インピーダンス4Ωです。試しに8Ωのスピーカーを接続してみると、大きな雑音が間断なく流れました。左が4Ω、右が8Ωのフルレンジスピーカーです。WEBで調査した限りでは、現在8Ωのスピーカーの数が多いようですが、ステレオアンプキットとしては8Ωのキットが見当たらなかったということがあります。
可能であればBluetoothによる通信の仕組みも組み込みたいのですが、ステレオ音楽のコーデック(AAC等)に対応したチップが見当たらず、現時点で断念しました。しかしBluetoothの通信については、送信および受信モジュールが数多く販売されており、これらを使えば(ステレオミニプラグで接続すれば)Bluetoothでの音楽データの通信が可能になるとの認識です。別途試験する予定です。