監視警報装置の試作品作成
デジタル屏風では、監視警報装置の試作を行っていますが試作品ができました。
筆者が住まいするマンションは川の近くにあるので、遠方からバーベキューに来る人のゴミの不法投棄や立小便に悩まされています。解決の一方法として、人を検知すると音声で警告を発して、LEDがパトライトのように点滅するものを開発しました。現在音声では「警察に通報します」という声を用意していますが、よりインパクトのある音声について検討を継続したいと思います。
人感センサー、PICマイコン、音声合成プロセサ、アンプ、スピーカーを内蔵、単三電池x4本で動作し、屋外での利用を想定し防滴のためシームレスな筐体を作成しました。重量約500g。
音声合成プロセサ(左)とPICマイコン(右)。
小型スピーカー(左)と電池フォルダ(右)
ハンダ付けした基板(右下が小型D級アンプ)
◆人感センサー
人感センサーはPanasonic製のPaPIRs(VZ)(秋月電子で520円/個)を使っています。12mまで検知可能な仕様となっています。価格と性能を考慮し本センサーを選定しました。
◆音声合成プロセサ―
ATP3012を使用しています。秋月電子で900円/個で購入しました。アルファベットで発生文字列を入力すると、女性の声で発声してくれます。声以外に2種類のチャイムの音を発することができます。
◆PICマイコン
人感センサーと音声合成プロセサを制御するPICマイコンとしてPIC16F1823を選定しました。秋月電子で110円/個。音声合成プロセサとの間でUART通信を行います。
◆小型アンプ
音声合成プロセサから出力される音声を増幅するためにTPA2006使用の超小型D級アンプを使用しています。秋月電子で290円/個。
◆ダイナミックスピーカー
軽量で小型の8オームダイナミックスピーカーを選定しました。秋月電子で100円/個。
◆今後の課題
屋外での実機検証を行う予定です。