Windows性能問題への応急処置方法
YouTube等に登録する動画を編集しているとき、再生しているとき、PCの動作が遅くなったり止まっているように見えたりすることがあります。2つの要因があります。
1)バグ(OSやアプリケーション)
APやブラウザが固まってしまうこともあります。修正を適用しないと直りませんが、APやブラウザの再起動で動作することがあります。
2)リソース(CPU、メモリ、ディスク、ネットワーク)不足
これらのリソースがネックになっているとAPやシステムにバグがなくても正常に動作しません。筆者の経験では、PCを暫く起動していなかった後にPCを起動した後、ウイルススキャンやWindowsUpdateがバックグランドで動いているためにこのような状況が発生することが多いようです。この場合は暫く時間をおくしかないとの見解です。
対処方法
ディスクのアクセス状況確認
まずは、ディスクへのアクセス状況を確認します。PCにはディスクアクセスを表すランプがあるので、これが点灯しているとディスクへのアクセス中であることを表します。しばらく様子を見て、ランプが消えるようであれば状況が変わったと判断できます。
タスクマネジャーによる調査と対応
ctrl+alt+Delキーでタスクマネージャーを起動します。プロセスタブで各プロセスごとのCPU、メモリ、ディスク、ネットワークの利用状況を調べます。リソースを占有しているプロセスを特定し、プロセスの役割から原因を推定し、可能であれば原因を除去します。
ディスク利用率が特に高いプロセスは以下のように表示されます。以下ではCryptographicとあるので、OS内での暗号化の処理にかかわる処理と類推します。このような場合は暫く様子を見るのが良いでしょう。
対象プロセスのタスクの終了を行っても問題がないかどうかはAPに依存します。一概には言えませんが、ブラウザのように動作状態をシステム内に格納しないアプリケーションの場合、タスクの終了を行っても問題はないと考えます。
OSのプロセスの場合には、一つのタスクを単独で終了させるより、OSの再起動を選んだほうが良いです。システム全体の整合性を考慮するためです。