ノーベル生理学・医学賞受賞大隅良典栄誉教授の特別講演に参加して

■ノーベル生理学・医学賞受賞大隅良典栄誉教授の特別講演会に出席

5月26日に東京工業大学で開催された大隅良典栄誉教授の「40年の研究生活を振り返って」というテーマでの講演会に参加しました。大隅先生の専門は細胞のオートファジー(自食作用)で、自食作用が飢餓状態で活発になるなどの研究により、細胞の再生、死滅プロセスがコントロールできるようになり、がんなどの病気の研究や治療に役立てることができるようになるとのことです。

大隅栄誉教授講演

■研究生活で一貫していたのは科学への好奇心

大隅先生の研究生活で一貫していたのは、科学への好奇心です。細胞の再生する様子を何時間も顕微鏡で覗き続けたり、あくなき探求心維持してきました。どう役に立つのかよりも、まずはよく研究しその中から役立つものが出てくるはず、という考えです。学生たちには安定志向よりも、自分の興味があることに取り組んで欲しいとの意思で、奨学基金が設置されました。

大隅栄誉教授

ノーベル賞を受賞後は世界中の色々な方と知り合いになり、多忙になると同時に世界も広がったとのことです。

■大隅先生の若者へのメッセージ

講演の最後に大隅先生から若者へのメッセージがあり、音楽と光が連動する光音共演コンピュータ等を開発するデジタル屏風の筆者も共感したので記述します。

はやりだけを追うのはやめよう

失敗を恐れずチャレンジしよう

人と違うことに恐れずに進もう

常識や権威だけに頼るのはやめよう

小さな発見を大切にしよう

自分のやりたいことを大切にしよう

繰り返し立ち返ろう

 

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