バッテリーでPCを長時間使用するときの注意点

デジタル屏風では周波数領域ごとの音量を調整する音質調整スピーカーを開発しています。

今回高校野球の無観客試合を配信することになり、その準備をしているところです。配信の機器構成としては、Webカメラ+外付けマイク+PC(Windows10+OBS Studio)+モバイルルータです。動画配信はYouTubeで行います。OBS Studioの要件から比較的スペックの高いCore i5のCPUを搭載し、4GBのRAMを持つノートPCを使用します。このPC上でOBS Studioを使ってYouTube配信が問題なく動作することを確認しました。

このリアルタイム配信での懸念事項として、PCを長時間動かさなければならないということです。野球の試合時間が約1時間30分として、その間PCがバッテリーで動くことが必要です。

 

■動作しているPC上のタスクにより消費電力が変化する

タスクがディスクを頻繁にアクセスしたり、プロセスを長時間に渡り走行したりすると、PCを立ち上げただけの場合に比べて多大なエネルギーを消費します。PC起動時などが該当します。

以下の観点で対処しました。

■事前準備
◆事前にWindowsUpdateを済ませておく

不用意にWindowsUpdateが走ってしまうと、電力だけではなくCPUリソースも大量に消費してしまうので、配信前にWindowsUpdateがすべて行われているかをチェックすることが重要です。Windows10コントロールパネルの更新とセキュリティでWindowsUpdateの状況をチェックし最新化しておきます。

◆WindowsDefenderの起動がされないようにしておく

コントロールパネルの更新とセキュリティでアクティブ時間を設定し、配信中にスキャンが実行されないように注意します。

◆バッテリーの残量と残走行時間のチェック

バッテリー起動を行い、バッテリーのみでどのくらいの時間PCの走行ができるか確認する必要があります。ノートPCのバッテリーは使用回数によって劣化します。リモート配信を実施する前にバッテリーの劣化状況の事前確認が必要ですタスクトレイのバッテリー印をクリックし、バッテリの残量と残走行見積もり時間をチェックします。残り時間自体はあまり正確ではありませんが、複数のタイミングでバッテリー残量と残り時間が一貫しているかどうかが判断基準になります。

◆ディスプレイの明るさの設定

ノートPCの場合、ディスプレイの明るさが消費電力に大きな影響を与えるようです。そこでコントロールパネルからディスプレイを選択し、明るさを極力抑えます。

◆バッテリーの充電

野外に持ち出す前にできるだけ大容量の充電しておく必要がありますが、筆者の持っているノートPCでは100%近い充電率だと、充電が始まらないという経験測があります。そこであえて配信1日前にノートPCをバッテリーのみで起動し充電率をさげ、改めて充電するという方式をとっています。

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