光音共演コンピュータの発光色の種類について

■光音共演コンピュータの発色光の数について

音楽に光が連動する光音共演コンピュータの街頭デモを実施していると、よく聞かれる質問は「何色くらい発光できるのか?」というものです。答えとしては「数えられません」としています。光音共演コンピュータで使用しているハイパワーLED(下図)はR(赤)、G(緑)、B(青)の3つのLEDの強さを調整して色々な色を発光しています。光の強さは最大が255、最小が0として強さを調整しています。複数の色を組み合わせたときに、たとえば青と緑を同じ強さで光らせたときに、見た目は青が強くなってしまうなどの問題に対処するため、複数の色の組み合わせ時の強さについて経験で調整しています。

ハイパワーLED

緑と赤の組み合わせで発色する黄金色は特に魅力的なので、きちんと発光できるよう注意を払いました。

ハイパワーLED

■ハイパワーLEDの複数色の発光について

ハイパワーLEDの特徴として、RGBの3つの光がごく近接しているという特徴があります。砲弾型LED(下図)にもRGBのそれぞれのLEDがありますが、物理的な形状から上記のハイパワーLEDほど複数の色を近接して配置するのは難しいとの認識です。

砲弾型LEDこのようにハイパワーLEDは複数の色をミックスするのに適していますが、上記ハイパワーLEDでも各色の発光部分は3mm離れています。このため直接ハイパワーLEDを見ると複数の光が別々に光って見えます。このためクリスタルグラス(下図)で光を散らすとRGBの3つの色がミックスされて認識できるようになります。

ハイパワーLED

路上デモを実施しているとき、数十メートル離れたビルの窓ガラスに、光音共演コンピュータの光が反射して返ってくることがあります。そのときにはRGBのそれぞれの光が個別に認識されます。近くで見るときは、複数の色の光がミックスされて近くできるのに、数十メートル先まで直進する強い光は、RGBそれぞれの光のまま反射して返ってくるのです。光の興味深い性質を感じる場面です。

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