動画撮影と編集の実際

デジタル屏風では日野市発アイドル ナイーブエンジェルさんのミュージックビデオ(「お知らせ」を参照下さい)を作成しました。撮影は野外で行い、その素材をもとにビデオ編集を行いました。知人の助言によりオフショットを多数取って置くようにとの助言もあり、限られた時間の中でできるだけ多くの時間カメラを回しました。

撮影を終了し、動画編集のフェーズになると素材として満足できないものが多数ありました。それは以下のようなものです。

①被写体が画面の中央に位置していない、体の一部が切れている

②背景に被写体以外の人が映りこんでいる

③被写体の顔のサイズが小さすぎる

①被写体が画面の中央に位置していない、体の一部が切れている

撮影時には当然意識していても確認不足といったところでしょうか。バストショットなのに空の部分が半分以上だったりすると映像のバランスが悪すぎます。頭や肩、手が切れているのも気になります。手の場合には手を挙げたときなど一時的には切れるのは仕方ないかも知れません。

②背景に被写体以外の人が映りこんでいる

街中での撮影のように、背景に人がいて当たり前なら問題ないかも知れませんが、人がいない状態で被写体以外の人が映りこんでしまうと視聴者の注意はどうしてもそちらに行ってしまいます。意図せぬ人が映りこんだ場合には即座に撮影を中断するのが賢明かと思います。

③被写体の顔のサイズが小さすぎる

ビデオ撮影では、美しい背景を映し込みたいと考えることもあるかと思います。しかし長い時間背景を取るのは、人物撮影にはNGとの認識です。筆者も背景を強調し撮影を行いましたが、後から見たら不満足でした。特にアイドルを撮影する場合には、視聴者はアイドルの顔を念入りに見るはずです。そのときに背景をとりたいあまりにアイドルの顔が小さくなってしまっては、視聴者のストレスがたまってしまいます。

筆者の現時点のスキルでは上記のような理由で約半分くらいのカットが不満足でした。やはり数多くのショットを取るというのが、編集時のリスク回避につながると感じました。

筆者の場合は撮影と編集の両方を自ら実施しましたが、別の人が撮影と編集を実施する場合には両者の意思疎通に関して色々問題が起こりうるのではないか、と思いました。

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