WEBカメラの比較(ロジクール社C270とELECOM社UCAM-C980FBBK)
デジタル屏風では、音の周波数に応じた音量調整が可能な音質調整スピーカーを開発しています。
筆者はロジクール社C270を使ってきました。安価な製品(約2500円)ですが、動画の画素数は1280×720=921,600。画質的には満足していませんでした。
そこで今回ELECOM社UCAM-C980FBBKを購入しました(ヨドバシカメラで約7500円)。800万画素で超高精密CMOSセンサーが売りでした。
筆者としては、良いCMOSセンサーが搭載されていないときれいな画像、映像は取れないという経験があったのでその点に惹かれて購入したのです。しかし説明書を見るとフレーム数によって最大画素数が変わるようで、一般的なフレームレートの30fpsで最大1600×1200ピクセルということです。20fpsのときに最大3264×2448ピクセルになるとのことです。
実際にロジクールC270とELECOM社UCAMで同じ日時同じ場所で、動画を撮影し、撮影した動画のスクリーンショットを同じPCで取ってみました。
◆C270の映像のスクリーンショット
◆ELECOM社UCAMの映像のスクリーンショット
動画のスクリーンショットを見た感じはほとんど変わらないという印象です。木の葉が鮮やかに写っていますが、これがセンサの違いでしょうか?
PCの画素数が1280×800ピクセルのため、それ以上高い画素数で撮影しても同じように見えるというのはあるかも知れません。またWebカメラの場合全焦点型のカメラであるためデジカメのように注目している被写体にピントをあわせることができないので、その機能差の違いが顕著になっているのかも知れません。いずれにしても思ったほど良い映像ではなかったというのが率直なところです。
またELECOM社UCAMには、ステレオ内蔵マイク(無指向性、感度の表記なし)という機能があります。どれだけ音を大きく録音できるのかという観点で市販の外付けクリップマイク(無指向性、感度-54±3db)と比較してみました。
結果はクリップマイクの方が大きい音を取り込むことができました。音をよりよく拾うには内蔵マイクよりも外付けマイクの方が優れているという印象を持ちました。こられの評価結果からマイクは内蔵マイクではなく外付けマイクを使うことにし、三脚にテープで固定し、屋外での撮影を行うことにしました。