オーディオ入力インタフェースについて
■PC(Windows)の録音機能の精度について
Windows PCのマイク端子にマイクを繋げて録音する場合、録音データの精度はマイクのプロパティで確認できます。
下記は筆者のPCでの表示ですが、「2チャンネル,16ビット、44100HZ(CDの品質)」とあります。
■量子化ビット数と標本化周波数
2チャンネルは、ステレオ音声の録音が可能という意味です。
16ビットは量子化ビット数と呼ばれる設定値であり、音の強弱をどこまで細かく記録するかを表します。16ビットの場合2の16乗の数値(65536)で表現できるという意味です。
44100Hzは、標本化周波数と呼ばれる値であり、単位時間内にどれだけの音データを記録するのかを表します。標本化周波数44KHzの場合、シャノンの定理により、標本化周波数の2分の1の周波数の音を捉えることができます。44KHz/2=22KHz。人間の聴覚は20Hzから20KHzまでが知覚できると言われているので、22KHzの音が捉えられる44KHzの標本化周波数で十分であるように思われます。
しかし「C言語ではじめる音のプログラミング」(青木直史著 オーム社)によると、「コンピュータ内部で発生する電気的なノイズの影響を受けやすいため、サンプリングされた音データの品質はそれほど高いものではありません」とあります。「音データの品質を多角するには、オーディオインタフェースと呼ばれる機材を利用するのが一つの方法です」とあります。
いくつかのオーディオインタフェース製品の仕様を調べてみると、USBインタフェースでPCとつなぎ、マイクジャックやエレキギターとのインタフェースを有するもののようです。量子化ビット数は24ビットが多く、価格としては1万円から2万円程度。質の高い音を録音するときは、オーディオインタフェースの利用が良いようです。
■PCマイクの感度調整
PC(Windows)のマイクの感度調整も可能です。マイクのプロパティでレベル画面で指定します。