補聴器に関する朝日新聞の記事
デジタル屏風では音楽に光が連動する光音競演コンピュータの開発・販売を行っています。加齢による難聴の困り事をコンピュータを使って解決できないか考えています。
6月12日付朝日新聞に「補聴器 よりおしゃれ・高機能に」という記事が掲載されています。
内容的には、「よくわかる補聴器選び」(八重洲出版)とほぼ同じという印象です。
補聴器選びの注意点として、新田清一医師の取材から以下が挙げられるとしています。
まずは耳鼻咽喉科の受診を
聴力にあったものを選ぶ
認定補聴器技能者のいる専門店で買う
快適に聞こえるようになるまでは時間がかかる
記事の中では補聴器を使っている56歳男性の声が書かれています。10年前から補聴器を使っているが、以前は食器のあたる音や紙をめくる音などが雑音として聞こえ快適ではなかったが、現在では快適に使えている、iPhoneによる調整機能を有し、シーンに応じた調整が可能とのこと。ユーミンのコンサートを楽しみにしている。機能的には何も課題がないように書かれています。
一方で日本における普及が進んでいない現状についても書かれています。その理由として価格が10万円から数十万円と高いこと。装着開始時は、音が少ないことになれた脳のため、音がうるさく感じてしまうこと。
筆者の母親も加齢による難聴で、日常会話にも苦労していますが、数年前に28万円で購入した補聴器が3年経過時点で聞こえなくなり、補聴器販売会社から3年もたてば新しいのに買い換えなければならない、と勧められ今では補聴器の購入を断念しています。記事からの情報をもとに判断すると、補聴器の調整をすればよいだけではないのか、販売欲に目がくらんだ店員が年寄をごまかしていただけのか、とはっきりしない点があります。
先日筆者の母親に、Bluetoothワイヤレスヘッドセットを使ってPCの音を聞いてもらったところ、よく聞こえるとの反応を得ました。医学的に認証されていない集音器(数千円)でも十分難聴の解決策になるのではないか、との観点で検証を進めているところです。