3Dプリンタの水平出しに関する問題の解決
デジタル屏風では音楽に光が連動する光音共演コンピュータの開発を行っています。音質調整スピーカーを開発するために3Dプリンター(flushforge社のFinder)を使って筐体作りを行っています。
3Dプリンターの水平出し(プレートとノズルの位置を正確に調整する操作)を行っているときに、調整ねじが外れてしまい水平出しができなくなるトラブルが発生しました。このため販売元のappletree社に修理をお願いしました。修理および部品交換を迅速にやってもらいました。3Dプリンターの送料は元払いということで、サイズが大きく東京から大阪までの送料が結構かかるのではと懸念していましたが約2000円で済みました。appletree社ではサンプルのプリントを行い正常動作を確認してもらいましたが、こちらに到着したあと、再度水平出しを行った後に、3Dプリントを実行すると、完成する前に製作物の形状がビーフンのように崩れてしまう事象が発生しました。再現性があります。
この事象をappletree社に問い合わせたところ、水平出しを完了してもノズルがプラットフォームから離れた距離になってしまうとのこと。このためプレートについている調整ねじを4分の1回転緩めてノズルとプレートの位置を調整してほしいとのこと。この操作を行ったところ、サンプルはうまくプリントできるようになりましたが、新製品の筐体は初期段階でプレートからはがれてしまい、3Dプリントを実行することができません。
そこでFlushforge社のFAQを参照し、関連する記事を見つけました。要はさらに注意深くねじでプレートの位置を調整しろという内容です。
このため今度はねじをサポートからの回答とは反対方向(時計回り)に回してみました。何かいか試行錯誤を繰り返したあと、見事にフィラメントがプレートにのるようになりました。これで問題解決です。
3Dプリンターはノズルとプレートの距離を正確に設定しないと動きませんが、プレートとノズルの距離についてはねじを手動で回して調整するという人間操作に影響されるのはちょっと意外です。