音質調整スピーカーの評価
デジタル屏風ではデジタルフィルターを使って音質を調整できるスピーカーを開発しています。今回はスピーカーを壁にかけ、色々な音楽をかけながらステレオ音の聞こえ具合を確認しました。
音質調整スピーカーの目的として壁にかけてスピーカーの位置を視聴者の耳の位置と水平にし、ステレオの音が立体的にとらえられるようにスピーカーと視聴者の位置を正三角形にすることを考慮しました。音質調整スピーカーの背面には壁に掛けられるように穴が開いています。
これをピンで固定します。音質調整スピーカーのそれぞれの重量は750gと650gなので、1kg重量に耐えられるピン2つを使って壁に掛けました。このピンは斜め上方から差し込み、重量に耐えられるように工夫されています。
スピーカーの向きは壁に掛けたあとも上部の球体の向きを変えることで調整することができます。
◆右スピーカー(赤いLEDは電源が入っていることを表し、青いLEDは低音の音量をリアルタイムで表示しています)
◆左スピーカー(青のLEDは低音の音量を表しています)
筆者はlogicool社のZ313をPCに接続して愛用しています。サブウーファー付きのスピーカーです。こちらのスピーカーと比較してみます。
まずPCで同じ音量で再生しても音質調整スピーカーの方が大きな音が出ます。音質調整スピーカーが7Wのフルレンジスピーカーを使っているのに対して、Z313はサブウーファー以外のスピーカーが4.5Wということで差が出ているのでしょう。音質調整スピーカーでは、スピーカー筐体に触ると振動が伝わってきます。
音質としてZ313の方がややこじんまりとした音に聞こえます。サブウーファーの低音の影響が大きいのでしょうか。
音質調整スピーカーでは、壁にかけてスピーカーの向きを変えられるということで、より立体感のある音のように感じます。