加齢による難聴の身体的特性について

デジタル屏風では、音楽に光が連動する光音競演コンピュータの開発・販売を行っています。人々の困り事をコンピュータで解決するため現在加齢による難聴について調査しています。特に加齢による難聴をどう克服することができるのかに注目しています。

今回注目したのは、「よくわかる補聴器選び」(八重洲出版)の「難聴とは?」の記事です。まず人間の耳の構造は以下のようになっています。

この中で蝸牛と呼ばれる器官が加齢による難聴と深い関係があるというのです。蝸牛では音の高さによって反応する部位が決まっています。蝸牛の入り口付近は高い音を検知し、奥の方は低い音を検知するという具合です。まるでピアノの鍵盤のような役割分担です。「軽度および中等程度の難聴は主に外有毛細胞の障害により感度が悪くなることで起きます」

加齢による難聴では、高い音から聞こえにくくなると言われますが、このように聴覚の入り口付近の神経が最初に磨耗し、順次奥に磨耗が広がっていくというのが現実のようです。個人差はありますが、聴覚神経の磨耗の現実は、歳を取るに従い衰えていく身体能力と同様逆らえない現実だということです。この事実を如何に把握し、適切な対応を取るのかが重要な課題であるとの認識です。

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