野外リアルタイム映像配信の実際

デジタル屏風では、音の周波数に応じて音量を調整する音質調整スピーカーを開発しています。

先日高校野球の無観客試合のリアルタイム映像配信を行いました。そのときに得られた経験をまとめます。

システム構成としては、Webカメラ+マイク+PC(高性能PCが必要。今回はCore i5 CPUを使用)+モバイルルータ(WiFi)です。

■トピックス
①YouTubeで配信開始時の「現在配信できません」エラー
②フレーム受信エラーでYouTubeが止まってしまう
③YouTubeで配信した状態でPCの再起動が可能
④バッテリーの消費量が被写体の動きに影響されること
⑤屋外だとPCの画面が見にくい
⑥大容量PCバッテリーの利用

 

①YouTubeの配信開始時の「配信できません」エラー

YouTubeの配信開始時に「現在配信はできません」のエラーが発生することが複数回ありました。モバイルバッテリーをできるだけ節約するため、PCのOS起動を配信の直前にしていましたが、OS起動直後はPC上で多数のトラフィックが発生するために、YouTube側との通信が規定時間内に完了しないためと推察します。バッテリー容量や配信時間によりますが、PCの起動は配信の10分前以上に行っておくことが必要と実感しました。

②フレーム受信エラーでYouTubeが止まってしまう

YouTubeの配信開始時に以下のようなフレームがうまく受け取れていないというエラーが複数回表示されました。

ウイジェットを開くと以下のようなエラーが表示されるのです。

YouTubeで当該エラーが表示されるタイミングでOBS Studioを表示すると画面下に表示されているドロップしたフレームが増大しているのです。

当該エラーはYouTube側の問題ではなく、OBS Studio側の問題と判断しました。なぜOBS Stuidoでフレームをドロップするのか、については推測ですが、OS起動直後(10分以内)であったため、OBS Studioに十分なCPUが割り当てられていなかったのではと考えています。OS起動後15分後以降は当該エラーは発生しませんでした。

③YouTubeで配信した状態でPCの再起動が可能

野外での配信では、バッテリーが無くなった場合、OSをシャットダウンしてバッテリーを予備に交換し、再起動する必要があります。
YouTubeの配信は一度配信を開始すると、そのブラウザセッションを閉じても配信が停止することがありません。もちろんストリームが届かないので中継が停止してしまいますが、PCのOS再起動後OBS Studioで配信を再開するとその時点で配信が再開されるのです。今回このことが可能であることを検証できました。画面停止時には静止した画面の中央に丸が描かれるのです。

④バッテリーの消費量が被写体の動きに影響されること

動きの多いものを撮影および配信すると余分にCPUを消費し、バッテリーの消耗が速いという仮説です。
今回の配信の事前検証では、比較的動きの少ない被写体を撮影して、バッテリーの消耗状況を観察しましたが、実際に野球の試合を配信してみると想定の2倍くらいのスピードでバッテリーが消耗しているのです。バッテリーの消耗については余裕を持った計画が必要です。

⑤屋外だとPCの画面が見にくい

言われると当たり前ですが、屋外だと明るいのでPCの画面が見にくく、カーソルの位置の判別やテキストの入力が難しいです。結果としてPCの操作に想定以上時間がかかるという経験です。今回はバッテリーの消耗を少しでも抑えるため、画面を暗めにしていたためなおさらです。

⑥大容量バッテリーの選定

今回利用したノートPCでは、3350mAhと6700mAhの二つのタイプのバッテリーが利用可能でした。6700mAh(新品)を使った場合は3350mAh(2年以上使用済)を使った場合、2倍以上の走行が可能でした。バッテリーが交換できるPCを選ぶこと、可能であれば大容量のバッテリーを選定することが重要と感じました。バッテリー容量が経年劣化することも注意が必要です。

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