デジタル屏風では、音楽に光が連動する光音競演コンピュータを複数のコンピュータを使って、協調して動作させるため、複数のコンピュータでの動画同時再生のデモを準備しています。PCを配置する位置に応じて、映像も音楽もそれに連動する光も任意の方向から楽しめるはず、という考えです。

同一ハードウェア、同一ソフトウェアでは同じ処理時間になるはずということで、型番は異なりますが同一CPU性能(Core i5 -3340M 2.70GHz)のPC(NEC VersaPro VK27MB-G)2台を揃えて実測を行いました。

【2PCでの動画再生処理時間測定内容】

Windows10上のVLC Media Player(フリーソフト)を使って動画をフルスクリーンモードで繰り返し再生し、再生が終了したらVLCの画面を閉じる。Windows10のバッチスクリプトで処理時間を10ms単位まで計測する。WindowsUpdateは2台とも最新状態に揃えました。

◆2台のPCでの動画再生時間計測結果

約20回の計測を行った結果は、2台のPCでほぼ一致しました。OS起動の初回実行を除き、処理時間は5分9.40秒を平均にプラスマイナス0.3秒の範囲に収まりました。WindowsPCにおいてもCPU性能とソフトウェア構成が同じならば同じ処理時間になるはずだ、という仮説が検証されたことになります。

USBメモリに動画ファイル(500MB)を格納し、2回目以降の実行ではUSBメモリにアクセスが出ていないことを、USBメモリのLEDが光らないことで確認しました。Windowsの主メモリ(1台のPCは主メモリ4GM、もう一台は主メモリ8GB)にファイル全部がロードされているためと考えています。

約0.3秒のばらつきについては、1台のPCで繰り返し実行したときに出るばらつきで、何とか小さくしたいのですが、方法がありませんでした。おそらくVLC Media Player起動時の処理に何か原因があるのでしょう。いまのところこれが最善の処理結果です。

処理時間に影響は無かったようですが、イベントログを見るとOS起動後約10分はOSの色々な処理が動いていました。「svchost: データベースエンジンは正常に回復ステップを完了しました」等のメッセージです。10分を経過すると、比較的安定していたように見えます。

測定時に、1台のPCでVLC Media Playerのバージョンが最新になっておらず、処理時間が最新VLC Media Playerよりも0.1秒から0.2秒速いという事象が発生していました。最新バージョンにバージョンアップすることで、この差異は解消されました。