デジタル屏風では、複数PCで同時に動画を再生し、音楽に光が連動する光音競演コンピュータのデモを準備しています。複数のPCで同時に動画を再生するためには、動画の再生時間のばらつきをなくすことが極めて重要となります。デジタル屏風ではこのばらつきをなくすために仮説検証を繰り返し、Windows 10のドライブの最適化が動画の再生処理に多大な影響を及ぼすことがわかりました。

デジタル屏風では、デモ準備のため約5分の動画(ファイルサイズ500MB)を同一PCで繰り返し再生しています。ときどき数秒単位で処理時間が長くなることがわかりました。Windows10のイベントログを参照すると、当該時間帯にドライブの最適化が自動で起動されていることがわかりました。(Windowsログ→Application)

当該PCでは、ドライブの最適化は、指定した(週次)タイミングでのみ動作するようにしていたのですが、なぜかごく頻繁に最適化が起こってしまうのです。

対象ドライブは「システムで予約済み」ドライブです。

この現象が性能問題と関連することを検証するため、ドライブの最適化が行われるタイミングで動画の再生を行ったところ、秒単位で再生時間が長くなることを確認しました。

そこでドライブの最適化を抑止するために、最適化のスケジュールのチェックを外しました。そうするとドライブの最適化は実行されず、動画再生の処理時間のばらつきは0.2秒レベルで安定しました。

なぜ週次に発生すべきデフラグが頻繁(状況によっては数分おき)に起こってしまうのかは不明です。通常のオフィス業務では、デフラグによる性能へのインパクトより、デフラグ解消を実施しないことによる性能劣化のほうが深刻であるため、意図的に設定されているのかも知れません。

またドライブの最適化以外にも処理性能に影響を与えるOSの動作があるかも知れません。処理時間に異常がある場合には、イベントログをチェックすることが重要という認識です。

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