音楽に光が連動する光音共演コンピュータを片手に載せることができるよう一辺約9cmの立方体に収める開発作業を行っています。小型化する上でのポイントの一つに各部品を結ぶケーブルの選定と結束があります。光音共演コンピュータでは、ArduinoやMOSFETなどの電子回路を結びつけるためにケーブルが必要です。結束していないと以下のような感じです。

ケーブルとしては線の形状が曲げやすい「より線」ケーブル(ビニールの被覆の中でごく細い複数の針金がよじられている)を使っています。ケーブルを被覆しているビニールをむき出して使うタイプと、ブレッドボードでの結線に使うジャンパーケーブルの2種類を使用しています。

ジャンパーケーブルにはオスーメスタイプとオスーオスタイプがあり、これを適宜使い分けています。オスとメスの連結は物理的にかなり安定しており、外部から補強してくても抜けることはほぼ無いレベルと認識しています。

これらのケーブルを使って結線作業を行うとき、20cmくらいの長さがないとハンダ付け等の加工がむずかしいという点があります。しかしこれらの結線をそのままにするとぐちゃぐちゃになり、ハンダ付けされた電線も外れやすくなってしまうという問題点があります。

筆者はSIerとしてサーバー(処理能力の高いコンピューター)のラックの結線を多く見ました。サーバー、ネットワーク機器、ストレージ、ディスプレイ等が2メートルくらいの高さのラックと呼ばれる筐体に収められ、スペースを有効活用し、ハードウェア間の結線をやりやすくしているのです。前面は引き出しで必要な機器を前に引き出すことができるのですが、背面は電源ケーブル、LANケーブル、ディスプレイケーブルなど多数のケーブルが配線されているのです。これらのケーブルは結束バンドと呼ばれる道具により、きれいに束ねられ、柱にくくりつけられるのです。その効果は機器の保守作業において絶大な成果を生み出すのです。

今回の光音共演コンピュータの小型化において、この経験が生き、結線しているケーブルを束ねることで魂魄となサイズに収めることをおもいつきました。結束バンドの代わりに使用したのが、フラワーワイヤーという針金です。本来は生け花の補強に使用するものですが、ケーブルの結束に最適であり、値段も安く(20本で100円くらい)、高いコストパフォーマンスを発揮しています。

ワイヤーの結束の効果もあり、一辺約9cmの光音共演コンピュータの小型化が実現しました。

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