■PCで楽しむサウンドエフェクト

筆者はPCを使ってホームカラオケのような音楽の楽しみ方ができるのではないかと考えています。そこで「C言語ではじめる音のプログラミング」(青木直史著 オーム社)を参考にサウンドエフェクトを試してみました。

C言語ではじめる音のプログラミング

上記文献中には、様々なサウンドエフェクトが紹介されていますが、最初に紹介されているのがディレイです。上記文献では「現在の時刻の音データと、それよりも過去の音データを同時に再生することで、あたかも「やまびこ」のような残響効果を作り出すサウンドエフェクトです」と紹介されています。文献中で紹介されているサンプルプログラムでは、減衰率:0.5、遅延時間:0.375s、繰り返し回数:2回として紹介されています。つまり、現在の音に加えて、0.375s前の音を強度0.5で、0.75s前の音を強度0.25で再生するものです。サンプルプログラムでは、音声ファイルを入力し、サウンドエフェクトを施した音声ファイルを出力するようになっています。筆者は、音楽と光が連想する光音共演コンピュータで行った0.1秒前の音をリアルタイムに捉え、その音に対してディレイのサウンドエフェクトをかけてみました。PCのスピーカーにサウンドエフェクトをかけた音を出力する方法はMicrosoftが提供するwaveOutOpen等の標準の関数を使用しました。使用方法はwaveInOpen等音声入力とほとんど同じ方法で音声データの出力を扱うことができました。

プログラム作成後、マイクから筆者自身の声を入力すると見事にやまびこのような残響効果の音声がPCに接続した外部スピーカーから出力されました。まるでカラオケをやっているようです。自身の声が残響効果を持って聞こえ、ちょっとうれしくなりました。

上記文献には、ディレイ以外にも色々なサウンドエフェクトが紹介されています。様々な音響効果を手軽に楽しめるというのは、PCでのサウンドエフェクトならではの楽しみのように思います。各サウンドエフェクトの特徴を捉え、その利点をうまく伝えることで楽しみが増えるのではないかと思います。

試験中にハウリングが発生しました。ハウリングはマイクとスピーカーを近づけたときに発生する相乗効果です。ハウリングを防ぐには指向性の高いマイクを使うことが解決策の一つのようですが、どんなマイクが有効かなどについても引き続き調査したいと思います。