東日本大震災で壊滅した陸前高田の高田松原。それは何百本もの松が、白い砂浜の隣に生えている美しい光景だったとのこと。陸前高田の方々が愛した高田松原の画像を大画面で映し出すことにより、皆さんに楽しんでいただけるのではないか、と発案しました。

ボランティアで知り合った陸前高田玉乃湯の責任者ロッツ社富山社長に相談したところ、賛同をいただきました。費用をかけずにどのように実現したらよいか?手持ちのノートPCとプロジェクタを使って、設置工事は一切しないという条件で検討しました。設置場所としては大広間で、休憩している皆様の邪魔にならないよう、飽きがこないよう、ということで結局大広間の片隅に位置づけました。

PCはLinuxを使って、cronで30分ごとに手作りの動画を再生しています。動画は7種類用意し、ランダムに再生。動画の再生は5分で終了し、次の動画の再生までの間はLinuxの壁紙が表示されるようにしました。壁紙も15分ごとに切り替わる仕組みです。

玉乃湯の従業員の方はPCに詳しくないので、PCとプロジェクタの電源だけ入れれば、動画と画像の再生が自動でできるようにしました。

こだわったのは、ディスプレイではなく、プロジェクターを使うという点です。ディスプレイだと、テレビの画面のように機械の中の映像としてわくわく感がありません。プロジェクターで壁に映し出すことにより見る人の関心を強くひきつけられるとの考えです。

動画のプロジェクターでの再生の運用を開始したところ、玉乃湯訪問の方に非常に関心をもって受け入れられています。当初の想定からは大分方式が変わってしまいましたが、壁の景色を皆さんで懐かしく眺めることができる、そんな光景が実現できました。この経験を生かして次のステップに進みたいです。